代表取締役 国分 久義
拝啓 時下ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
当社は、1950年(昭和25年)に私の父であり会長職を務められた、國分久が国分製材所として起業致しました。原木を切り出し製材、トラックに積み込み木材市場や工務店納品をし、生計を立てていたと記憶しております。成長と共に建築・建設業へ将来従事するのであろうと考える事は、私にとって自然だったのかもしれません。就職は、建築を主とした株式会社 留岡組(東京都)に就職致しました。その頃、日本経済は、高度経済成長期であり、株式会社 留岡組は、程無くして東亜港湾工業(株)に事実上吸収され、東亜建設工業株式会社(東京都)と改名、建築部初期メンバーとして現場管理に従事致しました。上司もまた、今で言うスーパーゼネコンより招集された所長が数多く在籍し、先輩の背中を見て・学び・覚えその先端の技術を学んだ経験は、私の大切な財産です。
福島県本宮市(旧白沢村)に帰省し1978年(昭和53年12月)建設業許可を取得、1981年(昭和56年12月)国分製材所より法人化し国分木材工業株式会社と致しました。木造建築に始まり、幅広いニーズに対応し、市町村はもとより、福島県発注工事や、国発注工事を請け負い現在に至ります。ドラフターに向かい設計・施工図を描く時代は、あっと言う間にCADで描く時代となり、今やICT・DX技術を作業所にどう組み込み、運営しなければならないのか。と言う時代です。建設業界は遅れた産業と言う言葉があります。なぜならば、人が手を使い道路や建物を造るからです。しかし、建設業界には一貫して変わらぬ技術も多々存在します。そこには人と人でしか出来ぬ『 仕 事 』があると私は考えます。
時代の変化を捉え、変わらぬ技術を継承し、地域と共に邁進する所存です。今後共にご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
敬具
昭和25年5月 (1950年) |
国分 久 ●初代 国分久が旧白沢村に国分製材所を創業。 |
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昭和53年 (1978年) |
●建設業許可取得 |
昭和56年 (1981年) |
●株式会社に改組。 国分木材工業株式会社となる。 資本金1000万円に増資 |
平成6年 (1994年) |
●不動産部門を新設 宅地分譲~土地開発~建売住宅販売・賃貸住宅 |
平成8年12月 (1996年) |
●国分久義が代表取締役に就任 本格的に住宅建築を主軸とした事業を展開する。 山林伐採・製材・土木工事業・建築設計施工監理、宅地建物取引業 |
平成24年5月 (2012年) |
●資本金2500万円に増資 |
平成24年7月 (2012年) |
●1級建築士事務所登録 |
平成24年11月 (2012年) |
●特定建設業許可取得 公共工事の受注が増加し、事業内容を拡充 |
平成29年6月 (2017年) |
●不動産部門を株式会社リバティーに分社化 |
国分製材所
時代を思わす社屋。看板が完全に取れています。汗
社長宅(国分邸)建て方時の様子。近隣の方々と協働する様子が伺えます。
平成10年 国分社長宅(国分邸新築工事)上棟を祝い近隣の皆様と祝杯を交わす。そんな光景が日常でした。